はじめに
「Unityをインストールしたけど、何から作ればいいの?」という方に向けて、この記事ではUnityを使ったシンプルな2Dゲームの作り方を解説します。
ゲーム開発初心者でも安心して進められるように、プロジェクト作成からキャラクターの動きまで、ステップバイステップで説明します。
1. プロジェクトの新規作成
Unity Hubを開き、「新規作成」→「2Dテンプレート」を選択します。
- プロジェクト名:「MyFirst2DGame」など任意でOK
- 保存場所を指定して「作成」ボタンをクリック
Unityエディターが起動し、2Dゲーム用のシーンが表示されます。
2. キャラクター画像の準備とインポート
ゲームに使うキャラクター画像(例:png形式のスプライト)を用意します。
- 画像をUnityの「Assets」フォルダにドラッグ&ドロップで追加
- インポートされた画像を選び、Inspectorで「スプライト(2D と UI)」に設定されていることを確認
3. キャラクターをシーンに配置
- 「ヒエラルキー」ビューに画像をドラッグし、シーンに配置
- 名前を「Player」に変更しておくと管理しやすくなります
- コンポーネントを追加 → Physics 2DからBox Collider 2DとRigidbody 2Dを追加
※Rigidbodyがないと重力が働かず、Box Colliderがないと当たり判定がない状態となります。このことは覚えておいてください。 - Constraintsの回転を固定にチェックを入れるとキャラクターが回転するのを抑えられます
4. キャラクターを動かすスクリプトの作成
Assets内で右クリック → 作成 → C# Script(MonoBehaviourスクリプト) を選択し、「PlayerController.cs」などの名前で作成。 以下のような簡単なスクリプトを書きます:
using UnityEngine; public class PlayerController : MonoBehaviour { public float moveSpeed = 5f; void Update() { float moveX = Input.GetAxis("Horizontal"); transform.position += new Vector3(moveX, 0f, 0f) * moveSpeed * Time.deltaTime; } }
- スクリプトを保存して、「Player」オブジェクトにドラッグ&ドロップでアタッチ
5. 床や障害物を配置してみよう
- シンプルなブロック画像を用意し、スプライトとして配置
- 床(Ground)や壁を作って、ゲームらしさを出します
- コンポーネントを追加 → Physics 2DからBox Collider 2Dを追加
6. ゲームを再生して動きを確認!
- 「再生ボタン(▶)」を押して、キャラクターが矢印キーで動くか確認
- Unityの停止ボタン(■)でゲームを止められます
7. まとめ
これで、Unityを使って簡単な2Dゲームのベースが完成しました!
今回は「キャラクターを動かす」ところまででしたが、次回はジャンプ機能の追加や敵キャラの実装など、さらに一歩進んだゲーム作りに挑戦していきましょう!

